アラフォー世代が参加したコリア・フェスト
静岡市葵区の青葉公園で開催された「コリア・フェスト」(8月14,15,16日)の最終日に顔を出す。
以前、韓国にご一緒したSさん、Nさん、Gさんのアラフォー3名+助っ人アラサー1名の韓国好きのグループがブースを出しているとう連絡を頂いたからである(Gさん、お久しぶり〜)。さらに、わたしの授業を履修してくれた大変に優秀な韓国からの留学生Sさんも参加していると聞いたら行かずにはいられなくなった。アラフォーSさんやNさんはお子様を連れての参加である。
驚いたのは、なんとも簡易なブースに、お客様が入ってくる、入ってくる、入ってくる。それはまるでミツバチが美味しい蜜の在処を本能的に知っているかのようだ。おもしろいように入ってくる。放っておいても入ってくる。おかまいもしないのに勝手に楽しんでいく。しかも、通りには何屋さんかを表示する看板すらないし、案内もない(え、何か売っている?何か体験できるの?)。おおよそ二坪ほどのブース内には事務机にビニールシートを掛けただけのしつらえに、養生に使ったガムテープも出しっぱなしだし、屋根には大量の鳥の糞という「おもてなし」である(笑) 普通なら、警戒して入らないでしょう。少なくともわたしがただの通行人なら、横目でちらっと見て明後日の方向に目をやりながら通り過ぎる。
↑ おもてなしの極意(笑) まあ、それは冗談として、こんな細かなことにはビクともしない骨のあるブースだったんだとおもいます。さすが。
↑ 来場者が、情報を書き込んでいくマップ
このブースを訪れたお客様を見ていると、偶然通りかかったというのでもなさそうである。なぜなら韓国ファンのみなさんは、新聞記事(※一番上の写真参照)を握りしめ、Nさんのお嬢さまMさん14歳も参加する「楽しむ韓国ネットワーク@しずおか」 http://rakkan-net.com/ のブログでニオイを嗅ぎつけてやって来るのだ。県内中からこの小さなブースに吸い込まれるようにして、ファンの皆様が、やって来る、やって来る、やって来るのであ〜る。わたしがお邪魔していた一時間強の間には、東京から来ました!というお客様もいたほどだ。静岡のこの手のイベントにしてはあまり例がないだろう(ほんと、お客様ってありがたいな〜とおもいますよね。でも長いことお店などをやっていると、いちばん大切なこの気持ちを忘れてしまうんです)。
わたしはこの韓国ファンのみなさんの情報収集力と行動力に、ただただ驚くと共に、何某かを盗みたいと思っている。ここには、イベントを企画する際に、だれもが苦しむ「集客」のヒントが間違いなくあるからだ。
会場にパソコンを持ち込んで、サクサクサクとブログを更新していた14歳Mさん、あなたのピアノを弾くようなタイプから生まれる情報で韓国ファンの方々が次々とこの小さなブースに吸い込まれるようにしてやって来るのです。う〜む、Mさん、恐るべし!!
五味子茶(オミジャチャ)が美味しかった。
とにかく今日も勉強になりました。ありがとうございました。
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