平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

生放送の現場から  〜平野有海さんの朗読など

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テレビ静岡(フジテレビ系列)の生放送に出演させていただく。
話題は、11日に起きた地震と昨日14日からはじまった「妖怪フェスティバル」(テレビ静岡主催 ツインメッセ静岡)についてである。

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現場の空気を伝える平野有海アナウンサー
http://mt-man.sut-tv.com/yuumi/2009/08/post-7.html

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「妖怪フェスティバル」は、わたしも昨日下見を兼ねて楽しんできた。
中でもいちばん興味を持ったのは、会場に展示されている湯本豪一氏(川崎市民ミュージアム学芸員 妖怪研究家)のコレクションだ。たぶん展示されているのは、氏のコレクションの十分の一程度だろう。だが、見応えは十分である。
例えば、静岡ゆかりの十返舎一九と歌川国芳のコンビが仕上げた『化皮太鼓伝』(1833 これ、『水滸伝』のパロディね)も展示されていれば、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』『今昔画図続百鬼』『今昔百鬼拾遺』や『百器徒然袋』などもある。他にも『諸国周遊奇談』(昌東舎真風)をはじめ、妖怪を文様にあしらった着物や根付けなど、普段見ることのできないコレクションも展示されている。

あ、近藤英恵さんがアップしてくださっている・・・
http://mt-man.sut-tv.com/hanae/2009/08/post-25.html

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それにしても今日のスタジオはいつにもまして緊張感が漂っていた。
スタジオには蓮見直樹アナと近藤英恵アナ。東名高速道路上り車線 牧ノ原インター付近の崩落現場上空からヘリコプターで中継をする菰田玲子アナ(なるほど、ヘリから映像をお茶の間に届ける際にはこう伝えればいいのか。普段はただぼ〜っと見ていた)。富士川サービスエリアから中継するのは矢羽々恵匡アナ。妖怪フェスティバルの会場から中継を担当する平野有海アナ。中継3カ所をつなぎ、スタジオでそれらを一本の番組に仕上げていく様を目の前で見ていると、言葉は適切ではないかもしれないが、感動すら覚える。アナウンサーの目の前に(つまりわたしの隣りに)次々と積まれていく生の原稿を一瞬にして読み、把握し(ちらっと見ると、ひとつの原稿が約200文字ぐらいか)、必要な部分を編集して電波に乗せていく。これがわたしなら、原稿一本、正確に読むことすらできないだろう。訓練もあるかもしれないが、それは間違いなく選ばれた人の能力だろう。もちろんそこには画面には登場しない優秀なスタッフが大勢いることも付け加えておかねばならない。

 以上、生放送の現場から平野雅彦がお伝えしました。


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