絵本作家・荒井良二の「スキマの国の美術館」、爆裂
◆飛ぶ鳥を落とす勢いの絵本作家・荒井良二さんの作品展を観る。
まことに愉快・痛快・奇々怪々である。
会場の入口を間違えて、なんと出口から入口へと向かって作品を鑑賞する。この企画を立てた学芸員には申し訳なくおもうが、それが作品鑑賞の何の妨げにもならない。それほど荒井さんの「スキマの国」には、常識という文脈を超えた力がある。彼の描く線は、子どものイタズラ描きとも決定的に違うし(子どものイタズラ描きのようだと評する人がいるがわたしにはその意味がまったく解らない)、今までのヘタウマとも一線を画している。キャンバスに存分に色を乗せながら、引っ掻いたり、重ねたり、貼り付けたり。それでいて破綻することのない画面は、他にほとんど類例がない。線の力、言葉のリズム、荒井カラーの爆裂である。
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◆Nさんが北海道で仕事を忘れて飲んだくれているとき(笑)、そのNさんが送ってくれた絵本『ちゃいます ちゃいます』(内田麟太郎・さく/大橋重信・え 教育画劇)に、わたしは一人腹を抱えて笑っていた。
この絵本は、大阪の某氏が音読してくれたらもっとおもろくなるはずである。わたしでは、大阪弁の微妙なニュアンスが発音できないのがわかっているだけに、いや〜 ほんとうに悲しいやら、悔しいやら。
◆満井就職支援奨学財団の、奨学生との交流会に参加する。
進行上の感想と今後のアイデアは事務局へお送りしました。個別の感想は直接奨学生のみなさんへ。
奨学生のKさん、Tさん、Fさん、Oさん、本当にありがとうございました。つづく・・・(8月末かな)
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