平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

古本屋でアホウドリに遭遇 〜長谷川博さんの仕事

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◆生きていますとも。
とにかくパソコンに向かうのは、(猛ダッシュで)原稿や企画書を書くときだけで、他は移動と打合せに膨大な時間を費やしている。
例によって例のごとく、個人メールにはほとんど満足なお返事ができておりません。お許しくださいませ。

◆と、いいつつも、相変わらず3週続けて週末の2日間で3本の芝居を立て続けに観た。先週などは更に茂山狂言を楽しんだりもしている。一つ前の「脳内探訪」に書いた岡崎先生の『やまとことば表現論 ------源俊頼へ』(笠間書院)を拝読しながら、同時に小谷野敦を三冊楽しんでいる。まことに愉快である。

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◆あることで「オキノタユウ」という鳥(albatross 通称アホウドリ)の資料を翻訳している。
このテキストに登場するのが静岡市出身の長谷川博さん。いっときは乱獲の為に絶滅したといわれていた「オキノタユウ」を、その危機から救った人物だ。
先日この長谷川さんの資料を抱えながらの帰り道、わずかだが時間があったので、はじめてみる古本屋へ飛び込んだ。すると、その店の正面に長谷川博さんの『アホウドリの島』(フレーベル館)が、で〜ん とディスプレイされているではないか。しかもサイン本。さっそく、購入。熱い想いがこの本と引き合わせたのであろう。わたしの場合には、こういうことが度々ある。 本・当 によくある。

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平野の生活を不憫だと?思ってくれる学生たちが、度々差し入れをしてくれる。本日いただいた北海道のビールを使った生チョコもひじょ〜に美味であった。念のため書いておきますが、まったく利害関係のない学生たちですから。

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◆福山雅治が地元長崎に恩返しをしたいと企画しているコンサートの名前が「音返し」(8月29,30日)。なかなかいいネーミングである。わたしも企画している「合祝」(がっしゅく)や「縁足」(えんそく)などの計画も着々と進んでいる。忙しいときほど、同時にいくつもの企画が動かせるものである。関係者諸君、楽しみにしていてください。でも福山の方はなんと5万人の招待企画だが、平野の計画は一回に多くても10人に満たない。このサイズが本当にわたしは好きなのである。

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