わたしのノートは文庫本 2009/02/11
打合せには大学ノートと決めている。それも決まって大判のMARUZENかツバメノートである。また、同時に何冊かのMOLESKINEを使っている。頂き物で気に入って、鞄に偲ばせている束もある。
きょうは以前からわたしが使っているちょっと変わったノートをご紹介。
それは、文庫本。それは、詩集。それは、あるときにはボードレール、またあるときには朔太郎、春の声を聞くとなぜか中也で、そうして気分次第で啄木が横入りしたりもする。
神保町あたりをふらふらと歩いているときに百円ワゴンに積まれた文庫本の詩集をちょいとつまみ上げると、それがわたしの手帳になる。なるべくホワイトスペースがたっぷりある詩集がいい。打合せや新幹線の中でその文庫を取り出して、空いたところにアイデアや用件を書き込んでいくのだ。書きながら、glance だったり at a glance だったり、ふと目に飛び込んできた朔太郎の言葉やゲーテの詩海が次のアイデアを生んでいく。それが小さな文庫本手帳の醍醐味だ。
この手帳術、元の活字が邪魔をすると嘆く人には不向きである。
どう、真似してみます(笑)
ゲーテさん、落書きしちゃってごめんなさい。そうして、ありがとうございます。
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