平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

イシャイラズ・アロエ・ハンガー 〜もっとも基本的なデザインの話

tebukuro

いつも利用する近所のバス停脇の風景である。

だれかさんの落とし物の手袋である。

人はそれを落とし主にわかるように配慮しながら、
近くにハンガー(の代行)を見つけるのである。

デザインするとは、必ずしも何かをつくることではない。
そもそもデザインの原点は「何かを代行させるという行為」から始まったに違いない。



あと三四組の落とし物なら掛けられる「イシャイラズ・アロエ・ハンガー」。
この形、いけるかもね。


あらゆるデザインの基本は代用である。
「人はなぜか自然とそうしてしまう」にデザインのヒントがある。



http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/697.html


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