ペースをつくるのがとにかく大変
例えば、コマーシャルの仕事ばかりしている人は、どんなに忙しくてもペースが崩れることは少ない。ただ、混んでいるか空いているかの違いだけだ。作家もそうだし、お茶農家も、体操選手も、漁師も、お巡りさんも同じだ。だが、わたしの場合、きょうとあす、午前中と午後とで、職業がまるっきり違ってしまうような仕事のやり方をしている。午前中はK1のリングで戦っていたかと思うと、午後から園児を相手にお遊戯を指導していて、夜は夜で青い剃りあとを残したバーのママとして働いているといった具合だ。自分としては、そのくらいペースが違う仕事をこなしている感覚でいる。この「変化」が忙しさに拍車を掛けている。とにかくそんなわけだから、気分とペースを切り替えるのがやっぱり大変。
いつものレギュラーに加えて、現在大学の授業・情報意匠論では、学生8チームの企画の進行管理を同時に行っている。企画を少しでもかじったことのある人ならわかってもらえると思うが、これは狂気に沙汰といってもいい。それはあるクオリティをもった(絶対に負けられない)プレゼンを8つも同時に抱えているようなものだ(現実は、これ以外にもいくつものプレゼンが同時進行している・汗)。 どのチームの企画も気を抜けないし、そもそも抜きたくないし、すべてにおいて一定の水準以上の結果を出したいと思っている。
きょうも学生たちとある組織にお邪魔して、学生企画とのコラボの可能性についてアドバイスをいただいた。正直云って、まだまだツメが甘いとおもう(Iさん、Mさん、さまざまな角度からのアドバイスをありがとうございました)。これからが正念場。この組織とはいつかコラボができたら嬉しい。それはわたし自身の目標でもある(目標は必ず実現する)。きっと年明け一月は全く休みナシになるだろう。というわけで、みなさま、一月は全く遊べません。飲めません。誘惑厳禁!!!
自分が依頼されている講座や講演と、友人たちの展覧会や公演がバッティングしてほとんど顔を出せない。秋から冬にかけては毎年こんな有様である。
そんな中、東京は銀座で『その川に流るるは・・』という芝居を観て、静岡アートギャラリーで『日本文化の型と形 〜木のぬくもり展』を観て(きょうで3回目)、カフェauraで小さな写真展を見る(これがなかなかいい)。双眼鏡を抱えて静大の吹奏楽にも行ってきた(きゃ〜 かわいい〜)。それから、古井由吉の『漱石の漢詩を読む』(講談社)ではいくつもの発見があったし、N氏からお借りした『戦争における人殺しの心理学』(ちくま学芸文庫)や『ニーチェ全詩集』(人文書院)も目からウロコの連続であった。
忙しいときほど、色々なモノを観なくっちゃね。
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以下、個人的フォトアルバム。
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ふ〜 静岡 到着
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