国立科学博物館で風変わりなおじさんに寄生された話
国立科学博物館で「菌類のふしぎ 〜きのことカビの仲間たち」を観る。Rさん、チケットありがとうございました。来館者のほとんどが、わたしと同じ一人で来ているように見受けられる。そもそもワイワイして観るものでもないしね。
わたしは中学生のころ、南方熊楠を読んで以来、粘菌・細菌・胞子・黴類のファンである(でもシイタケは嫌い)。中でも光るキノコ類に異常に興味がある。光るキノコといえば、昔から八丈島がその宝庫だ。ヤコウタケ、スズメタケ、シイノトモシビタケなど、わたしの心を異常なまでにワクワクさせる。
会場で風変わりなおじさんにつきまとわれる。追いかけるようにしてわたしのあとをついてきて、いちいち展示品の解説をしてくれるのだ(確かに勉強になる)。おじさん、それって「寄生」というんですよ。
こういうときの唯一の対処法をわたしは知っている。それは相手よりもたくさんの知識を矢継ぎ早にぶつけることだ。それしか追い払う手段はない。だが、この相手は手強かった。わたしの10倍は喋るのだ。淡々と喋り続ける。けっきょく出口までご一緒頂いた。感謝します、おじさん(汗)そのあと、誘われることもなかったので一安心(笑)
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