外部から脳への情報量を減らすことで俳句をつくる
◆黛まどか 茂木健一郎対談『俳句脳』を読む。黛まどかはシャンプーをしているときによく俳句がうまれるという。実はわたし平野も全く同じで、シャンプー中におおくのアイデアがうまれる。それはなぜか。茂木健一郎は、シャンプーは内なるものに耳を傾ける時間といった内容で説明をしているが、それをわたしの言葉で云えばこうなる。
シャンプー中には目をつぶって視界を遮断する。視覚をいったん不自由にすることで、発想の淵へと潜っていく。言い換えるなら、人は外部からの脳への情報量を減らすことで、内面からの言葉に集中する。しかも頭皮を刺激することも何某かの要因となっているのかもしれない。
他にもこの本ではおもしろいことがいくつか拾えた。黛まどかが、北スペインのサンチャゴ巡礼道約九〇〇キロを歩いたときの心模様を語っている下りがあり、その巡礼はスペインに入ってから四つのプロセスにわかれると説明する。「振り返る区間」 「突き詰める区間」 「離れる区間」 「再生する区間」である。これは武道の守破離にも通じ、物語のマザータイプと言っても良い。
また日本の巡礼は四国も熊野も「巡りの道」で、西洋の巡礼は神に一刻も早く近づくために直線的だという指摘があって興味深い。
◆この本読みたい。
◆残暑とはいえ未だ暑い。外出するのもイヤになる。長袖だし。そんな中、昨日(月曜日)は汗をかきかきある打合せに出かけた。受付で担当者を呼んで頂いたが、まだ帰社していないとのこと。〈五分前行動は当たりまえではないか!〉 心が狭い平野は羊を数えながら(羊かよ)何とか平常心で担当者を待つ。少し待って、いよいよ携帯に電話をしてもらったら「打合せは、今日じゃなくて金曜日ですよ」とのこと。 わたしも少し意地になって、でも念のため手帳をみたら、〈ほらね〜、やっぱり金曜日でしょう〜(汗)〉。世の中いったいどうなっちゃっているんだ〜。異常気象のせいか。温暖化のせいだろう。天変地異の前触れか。・・・反省。
◆きょうは午後から、あるメディアが取材に来てくれる予定。ところが待てど暮らせど姿をみせない。いったいどーしたんだい。わたしはこう見えても時間にはうるさいことで有名なんだ。一応、昨日こともあるので手帳を確認。「おいおい、取材は明日だよ〜、あ・し・た」。どうなっちゃっているんだ、世の中は。異常気象のせいだな。誰かがこのわたしを陥れようとしているに違いない。いや、自分のせいでしょ。
◆さて、今からコマーシャルの録音である。まてよ、まてよ、まてよ〜 間違いないだろうな・・・(片眼をつぶって手帳をのぞき込む平野) ふっ、間違いない。 それでは行ってきま〜す。
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