平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

余分に買ったペン二本

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 静岡市内にある某文房具店の店員さんの接客が最高に気に入っている。正直に言うとかなりはまっている。だからついつい余分にペンを買ってしまう。マニュアルにない笑顔がすばらしいからだ。それはけっして過剰ではない。かといって不足してもいない。ひじょうに良い塩梅なのだ。
 早朝 社員一同商店街の通りに出て「おはようございます おはようございます おはようございます」とパフォーマンスをかねて挨拶の練習をする某ショップ。お客様が遠く点になるまで深々と頭を下げ続けるある企業。それって本当にサービスなのか。心のこもった小さな笑顔がひとつだけあれば十分なのにね。


 ちなみにあるアメリカ人に「静岡市内の公共の建物で、どこのトイレがいちばん気持ちが良い?」と聞いたことがある。彼の口から出たのがこの文房具屋さんのトイレだった。こっちはもうずっと前の話だけれども。


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