静岡市清水区のベイエリアに観覧車ができたんだってさ 2008/07/21
なんだよ、なんだよ、みんな雁首揃えちゃってさー
まだ観てないのがまるで罪みたいなさー
たかが観覧車でしょー 観覧車〜
で、けっきょく新しもの好きのわたしは(汗)オープンその日(7月20日)に現地視察を敢行! 山頂(空の上から)と足下の両方から眺めてきたのであーる。 えっ、まだ観てないんですか? げっー 本当ですか?
こういうものの取材では(仕事じゃないけど)、ベイエリア全体の中ではいったい観覧車がどのように見えるか(空撮や山の上から)、足下から仰いだ映像、それから観覧車の全体像、そうして観覧車に乗り込んで撮った遠景や近景の映像が欲しい。あとは眺めている見物客や行列(一番乗りした人とか)である。ともすると、風景全体の中で観覧車がどう見えるを取材し忘れる。ランドスケープとしての観覧車をどう位置づけるかという視点(評価)である。
キミ、キミ そこのキミ〜、観覧車をなめてはいけない。そもそもその歴史はとても古いのである。ちょっとだけ記しておこう。
夜にはLED使用の照明で、無限の色を再現するらしい。
世界で最初に観覧車がお目見えしたのは1893コロンビア博覧会だと云われている(もちろん、それ以前にも原型はあった)。その高さ、何と80.5メートル。今回オープンした清水のマリンパルの観覧車は52メートルですからその高さは驚き。ちなみに大阪天保山ハーバービレッジは112.5メートル、よこはまコスモワールドは同じく112.5メートル、東京お台場・パレットタウンは115.0メートル、東京葛西臨海公園は117.0メートル、マリノアシティ福岡は120.0メートル。参考までにわたくし平野は170.0センチメートル。
ところで、観覧車のことをフェリス・ホイールというが、これは橋梁技師のジョージ・フェリス氏の考案だからです。
一方、日本最初の観覧車は上野公園勧業博覧会(1907)といわれていたが、実は大阪で1906年に開催された国内勧業博覧会(第五回)の記述が地元大阪の新聞に見つかる。もちろん日本製ではなく輸入品である。
そうして何と驚くなかれ! あの靖国神社にも1907年東京勧業博覧会のための「空中観覧車」と呼ばれる観覧車がつくられたのである。高さは18メートルだったらしい。
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