平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

日常を語る言葉 〜さげさかのりこの仕事

kangaeru1

kangaeru2


◆ささのこさん(さげさかのりこさん)の執筆の場『考える人』(新潮社)の連載「娘と私⑯ 〜大人の集まるところ」を読む。文中のイラストはもちろんささのこさんの手によるものだ(イラストレーションが本職)。
内容は、お嬢さんであるハナちゃんの目を通して見た日常を、ささのこさんがきちんと引き取って、力強く、そうしてあるときには、か細く消え入りそうな言葉で丁寧に綴られていく。この日記のような文章を読むと武田百合子や武田花(写真家)をいつも思い出す。わたしにはこういった日常の、人の息吹がまったく綴れない。何か暖かいものを敢えて突き放してみるクセがある。ひと言で云えば、わたしの文章は乾いている。対象に対して、距離を置き、ドライで、そうして冷ややかなのだ。憧れても、ささのこさんのような文章は書けない。わたしはコピーライター出身だから、どちらかといえば、その壁は容易に越えることができそうな気もする。だが書いたとたんに自分の文章ではなくなってしまうだろう。

gasuta

レギュラーメンバーのガスター10さん

◆完全に寝不足。頭が割れるように痛む。胃も痛い。湿度を含んだこの暑さのせいもあるだろう。腱鞘炎もひどい。後半は、人差し指無しでこの文章を打っている。おっさんは体がボロボロなのだ。でもたのしいからいいか。
きょうは掛川市で講座。「チーム」「プレゼンテーション」「教養」の三本柱で話をしたいと思っている。さぁ、もう少し準備しなくっちゃ。


バックナンバーはここ↓から。「表示件数」を「100件」に選択すると見やすくなります。

現在地:トップページ脳内探訪(ダイアリー)

サイトマップ