平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

「誤読」の続きは6月28日に

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◆打合せを前に、渋谷PARCOで「ナンシー関 大ハンコ展」を観る。その数なんと5000個。プロフィールの「棟方志功記念館近くに生まれる」に笑う。ならばわたしは、「芹沢銈介記念館近くに生まれる」である(笑)。
ナンシー関のテレビのコメントはいつも冴えていたな〜。ずばっと斬って、それでいて救いがあった(テレビのコメントって本当に難しい。失敗だらけ。すみません〜 スタッフのみなさま ペコペコ)。鉛筆の、そのお尻についている小さな消しゴムの先にアトムの彫り物。あれはいったい何ミリサイズだろう。ルンルン。それらの消しゴムの凹部分に確かにナンシーの痕跡がある。もう亡くなって六年か〜、懐かしい。
ところでよく知らないんですが、ナンシー関のナンシーって、例の探偵ものの『ナンシー・ドール』と関係あるのかしら? それともAnnやAnnaの別名?


◆青山スパイラルで映画監督の熊坂出さんと、対談をコーディネートしてくださる望月さん、斉藤さんの4人で、互いのコンディションを「打ち合わせる」。約3時間弱、「誤読」をテーマにみんなの太鼓が鳴り響いたところで、続きは6月28日に。あ、対談はかなりの人気らしく残りの席数後わずか。未だの方は急いでくださいね。

http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/474.html


◆新幹線でいちばんイヤなことは、混雑することでもなく、ホームに長いこと立たされていることでもない。それは隣りに「動きが雑」な人が座ること。
どーんと勢いよく腰をおろす人。ピーナッツを食べて、掌をパンパンパンと平気で払う人。新聞をバサバサしながら読む人。くちゃくちゃ音を立てながらスルメを食べる人。鞄を網棚(網じゃないけど)に放り投げる人。すみませんもいわないで人の前を平気でまたいでいく人。靴下を脱いでパタパタする女子中学生(たぶん中学生。ちなみに、きょうのこと)。
本日左隣りに座った中学生はずっと落ち着かなかったし、右隣りの大学生風の女性はなんだかこころが「わさわさ」していた。それが隣りにいて伝わってくる。イライラしているせいもあってか動きが雑。雑な動きってやっぱり不愉快。歌舞伎や能や映画の役者さんと自分の動きを比べてみたら。まぁ、ともに熱海までだったから耐えられた。

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