今度は白糸の滝
横尾忠則のコレクションでもある滝のポストカードは13.000枚をはるかに超えた。そのコレクションは『飛龍』という書籍にも結実した。
横尾の1988年のカンヴァス・オン・カンヴァスのシリーズの中に登場した滝は、その後大きなうねりとなって1993年まで制作が続けられた(横尾は1981年にイラストレーターから画家に転身、いわゆるこれが「横尾画家宣言」である)。
白糸の滝という目の前に広がるリアルな滝の前に立ったとき、それを背景に画家・横尾忠則の作品を展示してみたくなった。絵にも滝のしぶきがかかるこの場が展示会場という発想だ。