平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

中禅寺湖も阿寒湖もない掛川に   2007/11/25

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 ○先日は講座を一日に三つも掛け持ちし、トータル7時間も話し続けた。喉が痛い。ドラッグストアに駆け込んでのど飴と胃薬を買い込む。いけない、いけない。脳内に何か出ているのだろう、けっこう快感である。まずい、まずい。
 
 ○きょう11月25日はNPO法人スローライフ掛川が主催したイベントに参加。こういった仕掛を先頭に立ってやっているのが株式会社コンセプトの佐藤雄一氏である。
 彼は筋を通す男である。そのままいれば安泰だった某テレビ局系列の会社を、自分の考え方を貫き通して飛び出した男で、知る人ぞ知る太公望でもある(今所属している組織の不平不満ばかりって、そこを飛び出せない人がとにかく多すぎる)。
 そんな彼が最近釣り上げたいちばんの大物は、プロデューサーの浜野安宏氏だ。浜野氏はこの佐藤氏に完全に釣り上げられた、とわたしは見ている。世界の浜野安宏がきょうも「中禅寺湖も阿寒湖もない掛川市(浜野氏談)」の小さなイベントに駆けつけたのだ。これは一重に佐藤氏の熱い思いが実を結んだからである。
 十五年ほど前、まだ佐藤氏とよく仕事をしていたころ、彼から浜野さんの本を差し出され「ぜひ読んで欲しい」と何度も何度も勧められたことを思い出した。それが今ではすっかり釣りをする仲でもある。思い続けると夢は実現する!という最高の見本がここにある。

wata kunsei

 その会で良い出会いがあった。某大学関係者のSさんである。Sさんが撮った月の写真を拝見し、「あ、このひと抜群に良い感性をしてる!」そう直感した。他には取り柄のないわたしだが、そういう眼は確かである。また会って話がしたい!そう思わせる人だった。
 帰りがけにバタバタと幾人もの方と話をした。モスバーガー、HONDA、TOYOTAのデザインや本の装丁を担当する さげさかのりこさん(さげさかさん、『考える人』や福音館の『たくさんのふしぎ』もやっていたんですか〜! えっ、ここ見てくださいhttp://www.hirano-masahiko.com/tanbou/85.html)。静岡文化芸術大学空間造形学科で教鞭を執り、今回のイベントを仕掛けたNPOを講師として支える宮川潤次先生。五つ星米店として全国的に有名な安米こと安東米店の長坂潔曉さん(やっとうわさの方に)たちである。以前パネルディスカッションでお世話になった建築家の高橋雅志さんもお元気そうでした(この間テレビ見ましたよ)。またみなさんと会って話がしたい。司会進行役の長谷川八重さん、ご苦労様でした(さすが、仕切名人!!)。
 そうそう、会場となったキウィフルーツカントリーJAPAN(平野正俊さん経営)で昨日生まれたばかりの山羊二頭にすっかり心奪われた。(前から言っているけど)山羊、飼いたいよ〜。

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※追記
さげさかさんから2008.1.3の、ヤギの成長ぶりがわかる写真を送って頂いた。
かわいいな〜

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