フリーハンドという方法
頭の中でふわふわしていた1960〜70年代のことがだいぶ整理できてきた(今更ですが)。わたしはこの年代のことを長い間、何となく理解して曖昧にしてきた。いけない、いけない。で、このたび、世間でいう、団塊の世代イコール全共闘のウソ、ここがすっきりしたら、なるほど、今までつかえていた問題が一気に流れ出した。いいぞ、いいぞ。そうか、その思想が時代に底流し、そのためにこの文学が誕生し、この製品が満を持して発売することになるのか。そうか瓦解のトリガーはこれだったのか。この眷属がこの事件を誘発したのか。「地を易(か)うれば皆然り」、変わらないね〜、云々。愉快、愉快。
やっぱりいつもの手法で正解だった。漠然と考えているのではなくフリーハンドで情報を書き出してみることだ。時代の流れを整理し、関係を明確にしていく。この方法が、けっきょくいちばんの近道である。細かな情報はあとから、ひょいとのり付けすれば良いのである。
○小さなコラムであるが、いつも何度も何度も筆を入れる。時間ギリギリまで手を加える。編集担当のKさん、すみません。 もちろん他誌の編集者のYさん、Mさん、Cさんにも大変なご苦労、ご面倒をおかけしております。改めまして・・・改めません。
○ところでSさん、先日収録した上海テレビの放映はいつなんですかね。初の海外放送の出演、ちょっと気になるところです。