感性的なものと知性的なものとの統合
独り言である。サイトの特性で広く公開しておきながら独り言もないだろう、ともおもう。お許しを。
「芸術作品の大多数は縮減模型である」。そう云ったのはクロード・レヴィ=ストロースである。『野生の思考』によって彼はそう明言した。おや、待てよ、と別の書物『裸の人間』をひっくりかしたらやはり、音楽は「希望と失望、試練と成功、期待と実現に満ちた人生そのものイメージと図式を縮減模型のかたち」で聴者に与えると言い放っていた。
さらにレヴィ=ストロースは云う。「感性的なものと知性的なものとの対立を、一挙に記号の水準に身を置くことによって乗り越える」と。
三度の読書で、しかもそこにアンダーラインを引いておいたにもかかわらず、きちんと認識していなかった自分が情けない(いや、読書とはそういったものだと自分の日記にも書いたばかりだ)。
しかし、ゾクッとする。そうか、昨晩の野菜文化人類学の話はこんなところにつながっていたんだな〜とおもえてきた。
独り言。独り言。
※こんなにひどい偏頭痛と締め切りに追われながら、一度に日記を三本もアップしていて良いのだろうか ぶつぶつ。