平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

旧家にて

kaomise1kaomise2

 5日 静岡大学人文学部言語文化学科の「情報意匠論」が始まった。昨年も一昨年に引き続き、授業で制作した広告を含む一連が新聞広告賞を受賞するという内定が漏れ聞こえてきた。同じスポンサーで二年連続はなかなかむずかしいのはわかっていたので、正直ほっとした。少しずつだが成果が出てきた。しかしそんな中、自分のやりたいこと、方法がなかなか確立できない。試行錯誤である。今年は、昨年の気づきをもっと授業の中で応用して、次のステップへ進まなければならない。これは一重に平野の責任だ。いつも通り、授業が終わったあとは、学生のみんなと第一食堂でカレーを食べながらの反省会(わたしがカレーだと半強制的に全員カレー・笑)。ダイエットをしているので、久しぶりのライス。
 6日 御幸町図書館で図書館協議会の議事録をチェックしたあと、〈学校を出て学校を元気にしよう 天晴れ門前塾〉の第一回「顔見世会」に参加。講師陣(組長)は、○高木敦子さん((有)アムズ環境デザイン研究所代表取締役、NPO法人地域づくり、サポートネット副代表理事)○武藤清さん(日本銀行静岡支店 支店長)○吉崎孝介さん(カフェ&バー「アウラ」オーナー)。○海野フミ子さん(静岡市農協理事、JA静岡市女性部、販売所「アグリロード美和」代表)。 当日参加できなかった○藤井ゆずるさん(グランシップ 企画制作課プロデューサー)と○藤原東演さん(宝泰寺住職 サールナートホール館長)はビデオメッセージでの参加だ。静岡大学の学長や副学長まで参加し、それぞれの輪の中に入ってくださった。満井会長、石川さん、佐野さん、いやー、もう滅茶苦茶忙しいみなさん、すみません。毎回顔を出してくださる記者さん、ありがとうございます。しかし、本当にこれはすごいメンバーである。学生たちが羨ましい。絶対にどこかに何回か潜り込んでやろうと思っている。
 運営という意味では、学生たちの当日の運びはまあまあだけれども、少し滞ると全員の力が一挙にそこへいってしまう。こういう席では常に全体を見る目が必要で、参加してくださったみなさまがその会場に入った瞬間どう感じるか、そのイマジネーションがなければ、いつまで経っても盛り上がる会は演出できない。こういうことは、言葉でいくら「説明」してもわかってもらえないし、頑張ります、と上腕二頭筋に力を入れてもらって済む問題でもない。でもわたしはすごい期待している。だって、三年前から比べたら雲泥の差である。みんなありがとうーっ!!!いろいろ文句も言いますが感謝しています。

HIZAKURIGE

 そのあと、無印良品に寄って授業の材料を買い込み、そのままそのカフェで某会社のメルマガの打合せ。今までのメルマガとは格段の差である。常に大きな決断をしてくださった代表のSさん。全くのはじめての任務を遂行してくださっているTさん、まだお会いしていないウェブデザイナーのみなさま、本当にありがとうございます。課題はまだまだあると思いますが、大きな一歩です。なぜってネットビジネスの最大のツールですもの。
 仕事場に戻り、図書館大会のレジュメに向かう。う〜、簡単そうで、当たり前の企画は提案したくなくて、実現性をどこまで盛り込むかで思案する。(いつの間に7日になっていた)明け方4時半まで頑張って、読書に逃避。読みかけの寺田寅彦をむさぼり読む。だが20分と経たないうちに爆睡(したみたいである)。朝7時、目覚まし時計に起こされ(もう朝か)、シャワーを浴びてから、再び図書館大会のレジュメに向かう。けっこうスラスラと進む。10時ジャストに出動。浅間神社 長政まつりでKONITA先生とその仲間たちの人形劇があると聞いている。しかし、出かけていったはいいが、あっちもこっちも駐車場は満車。自動車が全く止められない。何ということか。次の予定も時間の制約があるので、涙を呑んで移動。向かったところは、以前からご案内を頂いていた聖光学院の学園祭へ。空気を操るパーソナリティKAMIYAさんの記念講演会だ。YAZAWAの永ちゃんのラーメン屋のおっさんの話で大爆笑。どこかで使わせて頂いて良いですか(笑)。メインの話は、インタビューの難しさ、そうしてコツを端的に伝授。ふむふむ。でも聞いてもできないんですよ(笑)。

12

 車の中で「ソイジョイ」を二本口に放り込みながら清水へ移動。わたしのサイトと記事を読んでくださったIさんご夫妻からメッセージを頂き「昭和12年の家」に会いに行く。想像を超えてすばらしい空間に驚く。ここで新しい文化塾のようなものを興したいというIさんのご期待になるべく全力で応えたい。あとは体力の問題だ。それにしても、ご夫妻の志に加え、家そのものが持つ経年の艶というか、渋みというのはすばらしい。
 戻って、原稿を二本書き上げ、校正を一本ファクシミリ。KAWANOくんから頼まれていた原稿を息を止めながら一気に書き上げメール。途中、あるプロジェクトのチーフから悩み事の電話相談。チームで動くのは本当に大変である。ああしましょう、こうしましょう、わたしがこれを担当しますということで、事なきを得て?電話を切る。SKの企画書を整理しながら、図書館大会のレジュメに三度目の筆を入れて、いよいよ脱稿、NISHIJIMAさんへメール(すみません、遅くなりました〜 汗)。予定の3ページが10ページになってしまった。もう一通の資料編は17ページ。ふー、ちょっと打ち過ぎかな。
 あとは明日までに、KJの企画書を整理して、キャプテン・クックを調べながら、「明日」はもともと「あした」と読むのか「あす」と読むのかを調べながら原稿の下書き。某図書館の講師交渉を頼まれていたので太公望を口説くために電話をして(ここ三日間全く連絡が付きません。でも何とかなりそうです、SATOHさん・汗)。はい、寺田寅彦の続きも読みたい。授業の準備もしなくっちゃ。肩凝り、潰瘍、未だ治らず。

SOYJOY

現在地:トップページ脳内探訪(ダイアリー)

サイトマップ