平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

マニュアル優先社会

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 わたしがミスドから出てくるときには、商品の他にふんどしのように長いレシートを手にしていることが多い。一昨日も、ある会議へ差し入れとして40個のドーナツを持ち込んだ。
 前にも云ったけれど、ほんと、マニュアルって愉快だな〜と思うのはミスドの店員さんの応対。トレー4つを山盛りにしてレジと商品棚を往復したわたしに向かって店員さんは、なんて云うか想像できますか?           

    「お持ち帰りですか?」  


 はははは。毎回そうなのだ。思い切って今回こう切り出した。「食べていきます!」  ひえ〜 さすがに、店員さん、わたしの顔をはじめてちゃんと見て、「ぜ、ぜ、全部ですか?!」と、しどろもどろ。「はい、全部です!」 隣のレジを打っている大学生風の店員さんも、なんか黒ずくめの怪しいおっちゃんやな〜という目でチラ見する(なぜ急に関西弁?)。
 で、わたしは冗談です、というのも癪なのでさらにこう云った。
「やっぱり今日は家で食べることにします」。

 マニュアルのこわさです。こーゆーときには、型を破ろうね(笑)そうして、世の中にこーゆーオヤジがいるので気を付けましょう。

 さて、出かけてきます。

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◎追記:あるコンビニでわたしがチョコレートを買ったら、レジの女の子が「このチョコレート、わたしも個人的に買ったんですけどおいしかったですよ」といわれて、ドキッとしました。マニュアル以外のことをされるとこうなります(笑)

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