「静岡大学人文社会科学部 戸田書店空想キャンパス・フェア」スペシャルトーク 2018/04/25
授業で取り組んでいる「静岡大学人文社会科学部 戸田書店空想キャンパス・フェア」の一環としてスペシャルトークを実施した。
http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/2367.html
古書店・水曜文庫、静岡市立御幸町図書館、戸田書店静岡本店と、本を扱う3会場を参加者が巡り、各会場で運営・経営・活動等の課題を発表して頂き、それらを集約しつつ業態の違う3つの組織で本の未来について一緒に何ができるのか、そもそも一緒に某かを行うためには何が障壁となるか等を整理・議論して頂いた。
公共図書館は、営業行為の絡む特定の1社とは付き合いづらい。ならば、古書店も新刊書店も組合だったり、有志だったりで組織的に動けばいい。今回も計画当初は公共図書館の参加が難しかったが、本取り組み、テーマの公共性を理解して頂き、実現に結び付いた。1回の説明で諦めず、担当者(館長)を信頼して話を進めることの大切さを改めてしった。
今回は、トークの司会も学生に思い切って託してみた。相当大変だったようだが、きっと本人はいくつもの気づきがあったに違いない(進行役って、思っている以上に難しいんです!)
そうして、これをきっかけに、古書店、公共図書館、本屋の3者(以上)がいっしょに次の動きをつくっていく、その企画を考えていくことになる。大学の役割も重要だ。やりっ放しがいちばんダメだね。
もう一点、書いておくと、今回も(また)、しずおか図書館友の会の草谷さんには、パネルディスカッションの人選のこと、広報のこと等々で大変お世話になった。図書館のこと、本に係わることは草谷さん抜きでは動かせない。ほんとうに誠実な人である。その後、学生も草谷さんを頼っているようだ。心から感謝致します。
水曜文庫の市原健太さん、静岡市立図書館の田中邦子さん、戸田書店静岡本店の井谷晋弥さん、大変お世話になりました。学生の皆さん、お疲れ様でした。
(↓)『静岡新聞』2018.4.24 朝刊,中部版,18面
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