平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

櫛の手入れに   2018/02/11

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出張時間を少し早めて浅草へ。

浅草は雷門をくぐって仲見世通りを行くと・・・


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浅草伝法院通りに、その老舗はあります。



創業 享保二年(1717)「よのや櫛舗」。


実は、わたしにはもう10年以上使い込んでいるツゲの櫛があって、そのメンテナンスにお邪魔したのです。

10年以上毎日使っていて、やっと自分のものになったような気がします。

そういえば、先達て、資生堂アートハウスのマネジャーOさんが、同じよのやさんの櫛を使っているということがわかり、とても親近感を覚えました。

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ご主人が、椿油をたっぷりつけて、丁寧に櫛の汚れを落としてくれました。

写真上が家に置いておく用(現在、この形は販売中止とのこと)。下が携帯用です。


鹿児島指宿(いぶすき)のツゲの原材を、30年の歳月をかけて枯らし、鍛えに鍛えたその一片からつくりあげた、と「よのや櫛舗」のパンフレットにはあります。
櫛のケースは、決まって唐桟縞。初代のころからの特注だそうです。

使っていて、とにかく心地がいい。櫛から香りたつツゲと椿油にもうっとりします。おすすめします。


○よのや櫛舗公式サイト
http://yonoya.com

サイト内のこのページを読むと、老舗の考えていることがよくわかります。
http://yonoya.com/?page_id=6

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そうそう、学生時代はダブルスクールをしておりましたが、実は浅草に住んでいました。
浅草から、銀座のコピーライター養成所「宣伝会議」に通っており、夜遅く、浅草寺の境内を通ってアパートに帰っていたのを懐かしく思い出しました。



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