平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

対談に次ぐ対談  2017/11/08



ここ数ヶ月、ほぼノンストップで動いている。
静岡県文化財団・ふじのくに文化情報センター主催のフォーラムでは、大道芸ワールカップ・プロデューサーの甲賀雅章さんと対談し、文化講座「ゲノムと人間」では、国立遺伝学研究所の斎藤成也先生(集団遺伝研究部門)とも1時間の対談(というか代表質問)を行った。

また、掛川市が取り組んでいる芸術祭「かけがわ茶エンナーレ」(10月21日〜11月19日)では、エリアディレクターを務めており、これまでにアーティストのhappy unbirthday(パフォーミングアーツ)+戸井田雄さん(インスタレーション)、音羽晴佳さん(インスタレーション)、大橋史人さん(建築)、前田直紀さん(陶芸)らと対談、今週末から18日までには、中野純さん(体験作家)、奥野晃士さん(俳優)、佐々木裕一さん(ピアノ)らと対談が続く予定である。
この間、いくつかの講座、大学で取り組んでいるアートマネジメント力育成事業や授業、執筆、会議会議また会議、それを乗り越え役員会等々が怒濤のごとく押し寄せてきて、もはや全身が氷のようにガチガチである。

特に、ゲノムを扱った文化講座は、4名の専門家を迎えての連続講座であって、わたしなどはまったくの専門外、一歩奥に入ると、最新の研究成果や専門用語が飛び交う世界であって、まったくもって自分の力不足を感じた場であった。だが、こういう機会を捉えて、かなり集中して勉強できるのはありがたくもある。


(写真撮影:静岡県文化財団藤井氏、サポーター杉山氏)

t7

t1

t2

t6


---------------------------------------------------------------------------------------
---------------------------------------------------------------------------------------

t8

t3

t4

t5


■10/28(土)10:00~ 第1回「ゲノムと人間の進化」
・講師:斎藤成也(国立遺伝学研究所 集団遺伝研究部門教授)
そもそも「ゲノム」ってなんだろう?
この地球上にどのようにしてこれだけさまざまな生物が生まれてきたのか。
生物の歴史や人間の歴史をゲノムから読み解き、わたしたちのルーツに迫ります。

■10/28(土)11:30〜 斎藤成也 × 平野雅彦(ふじのくに文化情報センターセンター長)

■10/28(土)14:00~ 第2回「ゲノムと医学」
講師:井ノ上逸朗(国立遺伝学研究所人類遺伝研究部門教授)
自分や家族にも起こりうる病気。
どのように我々は病気になるのか。そもそもなぜ病気は存在するのでしょうか。
ゲノムに関わる技術の発達が医学・医療になにをもたらすのか、注目です。

■10/29(日)10:00~ 第3回「ゲノムと人間の五感」
講師:颯田葉子(総合研究大学院大学先導科学研究科教授)
わたしたちの目・耳・舌・鼻・皮膚を通して生じる五つの感覚。
自分以外の人や、犬や猫まで同じ五感で世界をとらえていると錯覚しがちですが、実は猫は甘味を感じません。
五感の進化・退化を「環境」をキーワードに探ります。

■10/29(日)14:00~ 第4回「ゲノムと人間の未来」
講師:榊佳之(東京大学名誉教授、学校法人静岡雙葉学園理事長)
生命38億年の「歴史」と「知恵」の集積とも言えるゲノムを解読する道のりはどんなものだったのでしょう。
人間とは何か、そして、わたしたちが「ゲノム」からどんな明日をつくるのか。
これまでを踏まえ、これからの「ゲノムと人間の未来」を描きます。

〈ランチセッション〉
●10/28(土)12:30~13:30 テーマ「人間と機械は共存できるのか?」
●10/29(日)12:30~13:30 テーマ「遺伝子組み換え食品は安全か?」
ゲノムを少し別の角度から考えてみましょう。私たちの身近にある疑問をテーマに、「知らない」不安を払拭し、参加者も講師も共に「改めて考えてみる」時間とします。




この場にアップした内容は、その後ペンを入れる場合があります。

バックナンバーはここ↓から。「表示件数」を100件に選択すると見やすくなります。

現在地:トップページ脳内探訪(ダイアリー)

サイトマップ