平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

俳人・恩田侑布子さんの文章  2017/08/10




ローカル紙『静岡新聞』の時評「窓辺」に、恩田侑布子さんという俳人が文章を寄せておられる(毎水曜日夕刊)。それは七百文字足らずの文章だが、まるで一冊の書物を読み切ったような充実感を与えられる。

なんといっても、言葉の入れ替えがもはや困難ではないかというところまで推敲されているその文章は、竹のようにしなやかで、欣喜雀躍するようなわくわく感があり、ときには鋼のような強さをみせる。しりえでは、それまでの数百文字を濃縮するかのように毎回、十七文字で締めくくられる。

久々に切り取っておきたくなる文章と出合った。毎週水曜日が待ち遠しくて仕方がない。





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