平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

ひな壇、出現!!!『幼児指導絵本 あそび』展   2016/03/02

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( ↑ )紙コップでつくられたひな壇、出現。どなたかわかりませんが、ありがとうございました。



現在、学生たちと、研究発表としての『幼児指導絵本 あそび』展(於:静岡県立中央図書館)を行っている。『あそび』は、昭和23年から50年代半ばまで静岡でつくられていた絵雑誌である。そうそうたる作家たちが本誌を舞台に仕事をしていたが、ほぼ研究成果のない未開拓な領域だ。わたしは、これを絵本史の中に位置づけたいと考え、5年ほど前から学生たちと調査・研究を行っている。



先日、展示会場へ出掛けてみると、なんと工作コーナーに紙コップでつくられたひな壇が展示されていた。親子の作か、あるいは幼稚園・保育園の園児たちの共同作か。いずれにしてもとても和やかな気持になれた。

展示というものは、もちろん先ずつくる側の想いがあるが、一旦展示が始まると、みんなで作っていくものだなあとつくづく思う。「わたしのもの」などと、思い上がるのは愚態である。


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『あそび』発売当時、たぶん昭和40年代のふろくの体験。シンプルな工作は時代をこえて子どもたちを夢中にさせる力がある。写真は、静大の学生の指導を受ける子どもたち。


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( ↑ )『中日新聞』2016年3月14日朝刊




■「脳内探訪」内の『あそび』関連の記事はここから。
http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/2061.html



※本企画展は、学術研究の発表として位置づけております。著作権に関しては、未だ連絡のつかない方々もおりますが、誠意をもって対応させて頂きます。ご理解ください。



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