そもそも問いを問う
マ
ル
セ
ル
・
デ
ュ
シ
ャ
ン
の「解答はない、そもそも問題がないのだから」という言葉は示唆的である。
わたしが頃日(けいじつ)とくに注意を払っているのが、課題・命題をいったん疑うという態度だ。そもそも「時間とは何か」「心はどこにあるのか」「何かと問うことは何か」「なぜわたしはここにいるのか」と問うとき、そもそもその問いが成立しうるのかという問題だ。そうして、なんすれぞ、この手の命題をわれわれは鵜呑みにしてしまうのか。
劫
を
経
る
と
余分なことを考えるものだ。
ぼそっ。