詩の話やら 2014.11.26
「2014 しずおか連詩の会」(於・大岡信ことば館)の会場で、5人の表現者の言葉に耳を傾けた。
そうして改めて感じた。
詩人とは、一つの想いを、言葉を、極力手放さないで長く抱え続けていられる人種なんだと。
ある思いを、早々に言葉にしてしまうことはむしろ簡単なことで、それを抱えつづけて前に進むことのいかに大変なことか。もちろん、この場合の言葉はイコール行為のことであるから、言うほど易しいことではない。
それは熟成と腐乱のキワを見極めることだ。長く持ち続ければ、腐ってしまうかもしれない。このキワに立つ「きわどさ」である。
・今年度参加された表現者たち(敬称略)
野村 喜和夫(詩人)、覚 和歌子(詩人・作詞家)、大岡 亜紀(画家・詩人)、東 直子(歌人・作家)、木下 弦二(音楽家) 以上5名
・主催/公益財団法人静岡県文化財団、大岡信ことば館、三島市、静岡県
・共催/静岡新聞社・静岡放送
●2013年度の連詩の会の様子
http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/2000.html
●グランシップ公式サイト http://www.granship.or.jp
( ↓ ) 4人の表現者たちの、もうひとつの表現。
( ↓ )大岡信ことば館にて。
言葉が奥行きと深度、傾きや緯度と経度をもつ。
連詩の会の会場となった大岡信ことば館公式サイトhttp://kotobakan.jp/
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【Enoch Ardenのピアノと朗読の夕べ】
静岡大学人文社会科学部の教員と学生が外部の才能を巻き込み、行った企画『Enoch Ardenのピアノと朗読の夕べ』のすばらしさがとにかく際立った。
これほどまでに学生と教員が一体となり、準備段階を含めて、物語を紡いだ取り組みを最近わたしは見たことがない。
先ず、この素材を選んだ眼がいい。
そうして教員も腕を組んだ傍観者ではなく、「紡ぐ人」として参加したのがいい。
何よりもプロデュースが最高だった。関係者にインタビューしたら、きっとみんな口を揃えてこう言うだろう。「○○先生の、活躍が光った。学生の○○がすごくがんばった」。口を揃えて互いを賞賛しあうだろう。
つまり、お互いを信頼しているということだ。
指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの「ドライブするな、キャリーしろ」という箴言が思い浮かんだ。ドライブもキャリーも、乗馬の用語だ。ドライブは、馬に乗ってぐいぐいと手綱を引く方法。一方、キャリーは、馬に自由に動いていると思わせ、実は騎手が馬上できちんと操っているという高度なテクニックだ。このプロデュース力だ。
こういった取り組みの多くは、学生の準備不足に教員がしびれを切らせて用意に回ったり、本来なら学生が言葉にするところを教員が顔を出して(出し過ぎて)、いったいだれがやっているんだろう、とがっかりさせられたりすることが度々ある(静大に限らない)。
興味の向きは、『Enoch Ardenのピアノと朗読の夕べ』で検索すれば詳細が出てくるだろう。
わたしは、今回のこの取り組みをひじょうに高く評価したい。
YouTube(※音が出ます)
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◆映画『子宮へ、沈める』。
この映画を観る前に、主演女優の伊澤恵美子さんと鈴木大治さん(水銀座、あべの古書店)の対談を聴いた。話の内容は鈴木さんの言う「因縁力」で、すべて説明がついた。
ところで、映画を観ていたら、腹が痛くてたまらなくなった。その時点で、この映画は成功だな、と直感した。
( ↑ )
左より、わたし平野雅彦、対談の会場となったオルタナティブスペース スノドカフェ・柚木康裕さん、女優・伊澤恵美子さん、あべの古書店店主・鈴木大治さん。
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東京ステーションギャラリーの館長 冨田章さんに、どーーーしてもおすすめしたい本が2冊ある。
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( ↑ )A先生、I先生、F先生、関係者のみなさま、ひじょうに充実した日々でした。感謝、感謝。
( ↑ )OoTAKI Art & Designでの、小さなインプロ茶会に最高に癒やされた。
◆カバンの中で、お茶がこぼれ、大切な本がグニョグニョに波打った。
こんなに辛いことはない。
◆フィルムカメラならNikonが二台、ドイツ製のなんちゃらという機種まであるが、デジカメは1万円ちょっとのSONYだけ。さすがに撮りたいイメージが撮れない。欲しいけど、ちょっとガマン。
まだまだ書きたいことがたくさんある。
時間がない。
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