平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

このモチベーションはどこから来るのだろう。 2014/07/04

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( ↑ )ロダンのブロンズに見立てて、ギャラリートークのリハーサル。
先輩の檄とアドバイスがとぶ。
「それでは、ただ知識を並べているだけだから、もっと自分の意見を入れたら!」
「こことここ、ブロックごとひっくりかえそうよ。その方が伝わる」



作年度の履修生たちが、後輩たちの面倒を懇切丁寧にみてくれている。
もはや単位すら出ない授業を毎回覗きにきてくれて、後輩たちの進捗状況にあわせた助言をしてくれている。

自らのアドレスを公開して、相談があったら連絡ください、時間つくります、と声をあげてくれる。
実際に、後輩の部活が終わるのを待って、ああでもないこうでもないとアドバイスしてくれている。
褒め方もうまいし、やる気にさせる方法も堂に入ったものである。

こういった現場を何度も目撃していると、大学における学びの場の可能性を改めて強く感じる。

ところで先輩学生たちのこのモチベーションは、いったいどこから来るのだろうか。
少なくともこの様子を垣間見ていて、いちばんモチベーションを刺激されているのは、実はこのわたしなのである。


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( ↑ )静岡新聞 2014.7.9 朝刊

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