平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

中指だ、中指。   2014/01/27

oto



◇音が変わると世界が変わる。
ヘッドホーンを変えるだけで、今までは聴こえてこなかった音の扉が次々とひらいていく。
最近はいつにもまして時間に余裕がないが、仕事から仕事へ移る際に聴く音に癒やされている。


リスト(Franz Liszt)の名を聞くと、必ず超絶技巧の言葉が飛び出して、どこかの誰かさんの曲芸みたいな品のない弾き方がもてはやされる。それよりも辻井伸行の「ラ・カンパネラ」の方が、よほど心を揺さぶってくる。


聞こえない音が聞こえてくると、見えなかった動きも連動するように見えてくるから面白い。カラヤンの掌の小さなうねり、中指がセクシー過ぎる。全身を使って中指を動かしているそれだ。中指だ、中指。誰か、ちゃんとそれを指摘しているのか。カラヤンは小さいな中指を中心として全身体が躍動していたのだ。






◇あることで大学の成績証明書が必要となり、 何十年かぶりに取り寄せて・・・愕然とした。

すみません、もう心を入れ替えてがんばっています。ゆるしてください、すみません。ほんとうに、すみません。





◇消したいことばかりである。
ここ「脳内探訪」の過去の記事のことだ。
当然のことながら、消したところで過去が変わるわけでもない。



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