平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

子は温だやかにして而も厲し。 2013/11/06

shi3





子曰く、学んで思わざれば則ち罔し。思うて学ばざれば則ち殆し。
 書物だけで知った気になってはいけない、自分の頭で考えないと混乱する。
考えてばかりいてはだめだ、もっと(先人や書物に)学びなさい。





子曰く、詩に興り、礼に立ち、楽に成る。
  詩とは『詩経』のこと。その詩によって心をふるわせ、礼法によって自立し、音楽によって教養を身につける・・・教養とはそういうものなのですね、先生。




  そんな先生を弟子たちはこんなふうに見ていました。

子は温やかにして而も厲し。威ありて而も猛からず。恭しくして而も安し。
  先生は、おだやかだけれども、きびしい。
  威厳があるけれども、猛々しくない。
  礼儀正しいけれど、堅苦しくない。
  

          理想である。




子曰く、吾れ嘗て終日食らわず。終夜寝ねず、以て思う。益無し。学ぶに如かざる也。
  食べるときにはちゃんと食べます。眠いときには寝ます。たまには早く寝ます。おやすみなさい(といっても、もう夜中の2時か・・・)。



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