鴨長明、仮の住まいの理想 2013/07/03
『扶桑隠逸傳(ふそういんいつでん)』より
『方丈記』、鴨長明、仮の庵。場所は京都市伏見区、日野山(山の名ではない)。
この狭い空間に、「折り琴」と「継ぎ琵琶」という2種の楽器を持ち込み、かつ、書物である和歌、管絃(音楽)、『往生要集』などの抄物(しょうもの)をおさめていたという。
この絵図をどのように正しく解釈していいのかわたしには分からないが、そのまま素直に見れば、吊り棚のような書棚にそれらの和本が並んでいる。三方は壁がなかったのだろうか。長明が跡をかくして後、暮らした場所故、こんなわび住まいであったと素直にみるのもいいだろう。
わび住まいと言えば、長明はブッディストでありながら、数寄者でもあったということであろう。
いいな。自らすすんでこうなるのは無理だけれど。
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