平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

やっとたどりついた一つのカタチ。だが不安も・・・  2013/04/03

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うろ覚えではあるが意識し始めたのは小学生のころからだろう、理想の筆入れをずっと探し続けてきた。ペンケースなんてしゃれた名前はなく「筆入れ」のころからの話である。そうして、ほんとうの理想をこの手に入れるまではけっして諦めないぞとホゾを固めた次第である。爾来、高級ブランドのペンケースに大枚をはたいたり、時にはお菓子の空き箱を利用してみたり、家具職人の木製筆入れに走ってみたり、思い切ってオリジナルをこしらえてもらったりと七転八倒してきたが、何かしっくりとこなかった。たかが筆入れにと嗤うなかれ。ペンは創造活動の源、筆入れはその格納庫である。

そうして、数年前に何とかたどりついたのが写真のMARUZENオリジナル ペンシース(商品番号29-C ブラック)だ。ケースではなくシースがわたしが求めていたものだったのである。日本刀のように鞘からさっと出し、瞬時に仕事にとりかかれる。それが何よりの魅力だ。値段もなんと2500円というお手軽さがウケた。

過日、少し疲れてきたシースに不安を感じ、スペアを確保しておこうとMARUZENに問い合わせたところ、すぐに返事が来た(さすがである)。
「こちらのお品は廃番商品でございまして、現在製造しておらず、店舗の方でも在庫はございません。現在のところ、再生産の予定はなく、また、同様の商品もお作りしておりません・・云々」。

ぜひとも再販を。かくあれかしと願う。

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( ↑ )背面にはこのようなポケットも付いている。

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※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、私平野雅彦ではありません。


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