平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

作品展のDMの余りをコースターに利用する  2012/12/11

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アーティストやデザイナーは、作品展の度に余るほどのDMを印刷する。それは1000枚刷るのも、1500枚刷るのもたいしてコストに影響がないからだ。
作品展が終わり、ある程度の枚数を手元に残すことを勘定に入れたとしても、それなりに余分が出るというのが現実だろう。

そんな余ってしまったDMを回収し、カフェでコースターとして使うというアイデアはどうだろう。客はカップを持ち上げると自然と目に飛び込んで来る作品を鑑賞することになる。作家や作品を見て話が盛り上がることもあるだろう。「このアーティスト、次はいつどこで作品展をするのかなあ」と、その場でスマートフォンを使って検索してみることもあるだろう。

もちろん抵抗のあるアーティストもいるだろう。「わたしの作品をコースターにするなんて許せない!」と。 

いえねぇ、だれにも見られず後生大事にしまわれ、数年経ってDMの端が黄ばんで廃棄されるよりも、コースターになってもう一働きしてもらうのもいいのではないか、そんなふうに考えた次第です。カフェ側も気軽にできるアーティスト支援になるし、何よりもエコだしね。


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※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、私平野雅彦ではありません。


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