だれに見られるわけでもなく 2012/08/28
先達て、わたしにしては珍しく山道を歩く機会がありました。
ふと少し離れた草むらに目をやると、あの凛とした姿はヤマユリでしょうか、とても美しい白い花をつけていて、わたしは写真を撮るのも忘れてしばらくその場に立ち尽くしてしまいました。
もしも、きょうわたしが出逢わなければ、このヤマユリはだれにも発見されることもなく真っ白な花を落としたかもしれません。それでもヤマユリは一所懸命に咲いて、そうして散ったことでしょう。
出逢い。タイミング・・・
そうしてだれも見ていなくても一所懸命に咲く。
力いっぱい咲いてみる。
ただ当たり前に咲いてみる。
花は虫や鳥のために花を咲かす。
そんなことを聞きたいのではありません。
花はこの日のわたしの師となった。
ただそれだけのことです。
わたしの勝手な妄想なのです。
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※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、私平野雅彦ではありません。
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