フェスティバルFUKUSHIMA2012 in Shizuoka 2012/08/17
世界同時多発イベント、フェスティバルFUKUSHIMA2012。「flags Across Borders 〜旗は国境を越えて」。静岡のテーマは『灯の宴~福島への祈り~』
http://www.pj-fukushima.jp/jp/
・出演者:加藤貞寿(シタール) 石田紫織(タブラ) 酔月Sui Runa(ファイヤーパフォーマンス) 奥野晃士(朗読) 野田小栄子(オープニングパフォーマンス)
・主催:プロジェクトFUKUSHIMA! 静岡実行委員会 野田小栄子
・後援:SPAC-静岡県舞台芸術センター
・協力:池田の森/トラディッショナル・サウンド
( ↑ )オープニングパフォーマンスは、野田小栄子さんの〈火をおこす〉ことから始まった。いったん火力を増した炎は、先のオリンピックの聖火とはまるで違った、危うい炎ではなかったか。
( ↑ )ガスマスクをしたアーティストの存在は、福島のメタファーそのものである。
( ↑ )シタールのミュートのかかった音色は、神への捧げ物。
( ↑ )SPAC(静岡県舞台芸術センター)奥野晃士さんの朗読(動読)は、司馬遼太郎の『21世紀に生きる君たちへ』。司馬が小学校5・6年生の国語教科書のために校正に校正を重ねて、数ヶ月かかって書き上げた作品だ。自然への畏怖、そうして未来へとつながる希望とたのもしさがテーマとなっている。
「鎌倉時代の武士たちは、〈たのもしさ〉ということを、たいせつにしてきた。人間は、いつの時代でもたのもしい人格を持たねばならない。人間というのは、男女とも、たのもしくない人格にみりょくを感じないのである。
もう一度くり返そう。さきに私は自己を確立せよ、と言った。自分に厳しく、相手にはやさしく、とも言った。いたわりという言葉も使った。それらを訓練せよ、とも言った。それらを訓練することで、自己が確立されていくのである。そして、“たのもしい君たち”になっていくのである。」(※部分)
( ↑ )危うい炎は、その後、火を操る巫女によって、希望の炎に移り変わったように思えた。
( ↑ )静岡で音楽イベントと言えばこの人、トラディショナルサウンド堀池龍二さん
このフェスティバルFUKUSHIMA2012に共感した他の地域では、同じ旗の下、どんなイベントを展開したのだろう。
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※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、私平野雅彦ではありません。
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