終わりじゃないよ、始まりだ!! 静岡大学 チームKenBee(けんびー)が、静岡県立美術館でギャラリートーク
今回の取り組みは、やや大袈裟に言えば、美術を通して「言語文化」の研究領域を見渡し、深度を深め、それをつかまえるための眼を養い、感覚を磨くための試みである。
美術という作品の作り方、鑑賞の仕方、批評の方法は大学教育においても学部・学科・学年を越えて、もっと学ぶ機会を増やすべきだ。それが日本のリベラルアーツのウィークポイントかもしれない。国際感覚とは何も外国語が読み書きできる能力というばかりではない。地域に研究機関としての美術館や博物館、図書館が何のためにあるのかを考えたい。
( ↑ )静岡新聞 2012年7月8日(日)朝刊
静岡大学 人文社会科学部 言語文化学科の学生〈チームKenBee(けんびー)〉の7名が、7月7日(土)に、静岡県立美術館で行われている「日本油彩画二〇〇年 —西欧への挑戦 〜黒田清輝、佐伯祐三、岸田劉生が求めた日本の絵画〜」において、ギャラリートークを行いました。
この展覧会では、展示の段階から静大生チームが取材に入っており、今回はその一環として、展示作品96点の中から「わたしのお気に入りの一点」を選び、その作品について語りました。
( ↑ )本番当日は、さすがに遅刻はひとりもいませんでした(笑)
7名のKenBee(けんびー)メンバー勢揃い!!
( ↑ )静大生が静岡県立美術館と一緒になって新しい学びの場を創り出すための挑戦をしています。それが、静大・チームKenBee(けんびー)。
アートというハチミツを求めてやってきたミツバチをイメージして、KenBeeと名付けました。メンバーのあおいさんがキャラクターからネーミングまでを担当してくれました。
( ↑↓ )本番ギリギリまで、自分の台本に筆を入れるKenBeeたち。
本当に大勢の方々が耳を傾けてくださいました。また遠路はるばる山梨県から聴きに来てくださった方もいらっしゃいました。心から感謝申し上げます。
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( ↑↓ )釼持みなみ(人文社会科学部 言語文化学科 2年)は、
川村清雄「海底に遣る日清勇士の髑髏」を解説
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( ↑↓ )原せり奈(人文社会科学部 言語文化学科 2年)は、
川村清雄「巨岩海浜図」を解説。
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( ↑↓ )埴原綾(人文社会科学部 言語文化学科 2年)は、
鹿子木孟郎「日本髪の裸婦」を解説
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( ↑↓ )関華絵(人文社会科学部 言語文化学科 2年)は、
太田喜二郎「帰り道(樵婦帰路)」を解説
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( ↑↓ )藤井翼(人文社会科学部 言語文化学科 4年)は、
中澤弘光「風景(秋の湖畔)」を解説
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( ↑↓ )置塩碧(人文社会科学部 言語文化学科 2年)は、
海老原喜之助「かぜ」を解説
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( ↑↓ )町田智子(人文社会科学部 言語文化学科 2年)は、
白髪一雄「屋島」を解説
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向かっていちばん左が、静岡県立美術館 総務課 内田稔子さん。センターのスーツの男性が、学芸員で「日本油彩画二〇〇年」担当の泰井良さん。今回のプロジェクトではこの上なくお世話になっている。
泰井さんの言葉は一言一句もらせない。
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2012/02.php
【データ】
開催日:2012年7月7日(土)ギャラリートークは、一人15分程度で実施しました。
◆14時〜 3名の学生 第1展示室の作品から
・釼持みなみ(人文社会科学部 言語文化学科2年)
→解説作品:川村清雄「海底に遣る日清勇士の髑髏」
・原せり奈(人文社会科学部 言語文化学科 2年)
→解説作品:川村清雄「巨岩海浜図」
・埴原綾(人文社会科学部 言語文化学科 2年)
→解説作品:鹿子木孟郎「日本髪の裸婦」
◆15時〜 2名の学生 第2展示室の作品から
・関華絵(人文社会科学部 言語文化学科 2年)
→解説作品:太田喜二郎「帰り道(樵婦帰路)」
・藤井翼(人文社会科学部 言語文化学科 4年)
→解説作品:中澤弘光「風景(秋の湖畔)」
◆16時〜 2名の学生 第4,5展示室の作品から
・置塩碧(人文社会科学部 言語文化学科 2年)
→解説作品:海老原喜之助「かぜ」
・町田智子(人文社会科学部 言語文化学科 2年)
→解説作品:白髪一雄「屋島」
・KenBeeブログ
http://kenbee.jugem.jp/
・静岡県立美術館サイト
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2012/02.php
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