平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

内田麟太郎さんの新作 2012/05/24


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なんとシリーズ11作目、『よろしくともだち』。いかに多くの子どもたちに支持されているかがわかる。
この絵本は言わずもがな、そこここで悩んでいる人間たちを動物になぞらえている。

平野くんってけっこう意地悪そう。
いや、待ってよ。そんな見た目だけで決めつけないでよーっ! そんなふうに決めつける方が、意地悪なんだぞ!!

なんてすぐに反論するのは野暮。人は変えられない。自分が変わる。ただ自分の方が変わるように努力すればいい。相手のせいにしたとたん、関係が冷たくなる。そうすることによって相手との関係は自然とできあがっていく。そんなふうに考えさせてくれた絵本でした。え、内田先生、誤読ですか? 

カバーを外してみると・・・おや、かわいい。



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いや〜 なんですね〜 絵本作家の詩というものは、既に絵本のお話としても成立しているみたいなところがありまして、じゃあ、それに自分ならどんな絵をつけていくだろう。何ページものの絵本に仕立ててみるのか。そんな読み方、楽しみ方があってもいい。
この作品群のなかでいえば、表題の「しっぽとおっぽ」は内田先生の真骨頂で、わたしは「ふりがな」が好きだが、さらに好きなのが「さびしい」。クスッと笑ったあと、しばらくして、ものすごく深く考える。サルって、ますます不思議な存在だ(内田先生も・笑)。


◆これまでに内田麟太郎さんに関する記事
http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/1545.html


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※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、私平野雅彦ではありません。


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