平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

三角関係  2012/05/01

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atelier brahma (アトリエブラフマ) 高部葉子さんの企画。
わたしも以前から約束していたので、末席に一冊・・・
http://atelierbrahma.jugem.jp/?eid=236

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【三角関係】

書物は存在するということで既に時間を抱えこんでいる。
本というオブジェはそもそも時間に絡め取られているのだ。
その本で時間を語るということは「メタ時間」をテーマに据えることを意味する。

さて、ご登場願うのは写真家のアラーキーである。
普通、写真集は、デザイナーや編集者、あるいは写真家自身の手によって、見た目を重視しながらレイアウトされる。だがアラーキーはそれを叱る。
「そんなことしたら女との関係が変わっちゃうでしょう」。
そうして「私写真」は、ただ撮った順に並べられる。
それがアラーキー流のヘンシュー術なのだ。
そこで女の表情は時の流れに逆らうことなく、
アラーキーとの関係を如実に物語るのだ。

わたしはここで、アラーキーと女の関係にもう一本の時間をソーニューしてみた。
これはアラーキーと女の関係の解体であり、
アラーキーと女、そうしてわたしとの三角関係である。




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※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、私平野雅彦ではありません。


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