何を言うかより、だれが言うか?? 2012/04/23
今、いろいろなものを処分しているが、虫眼鏡だけは捨てられないな〜。
毎日新聞(4月22日)の書評欄で養老孟司が生物学者・池田清彦の『生物多様性を考える』(中公選書)を評するなかでこんなことを言っている。
この「保全」の部分を私は傾聴に値すると考える。でも著者の環境に関する発言は、社会的になかなか受け入れられない。そういう常識は著者にもあるらしく、なぜ受け入れられないかと嘆く著者に対して、奥さんが「あんたがいうからよ」といったという。
これはなかなか真理を衝いた言葉だとおもう。
何を言うかはもちろん大切なことだ。だが、だれが言うかで人は動かされる。信頼がない人がいくら正論を吠えても、悲しい哉、多くの人が顔を背け、他のことを考えはじめる。それがいいとは言わないが、それが現実だとは言っておく。
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※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、私平野雅彦ではありません。
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