平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

きのいい羊達 創立20周年おめでとうございます。  2012/03/28

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静岡の人なら多くの人が知っている、その名も「きのいい羊達」。きのいい羊達は、子どもとふれあい心を育てる静岡発の全国で活躍する体操教室である。特に幼稚園、保育園で、きのいい羊達を知らない保育士さんがいたら、その方はもぐりである。
http://www.k-hitsuji.net/

そのきのいい羊達がきょう創立20周年を迎えた(おめでとうございます)。無一文ではじめたこの体操教室は、20年間で300.000人以上の子どもを教える組織へと成長、現在も会員数は約1800名を誇る。
代表のスッパマン先生こと磯谷仁(いそがや ひとし)さんは、わたしの小中学校の同級生。彼の実家は、わたしの家の3軒隣で、子どものころは日の暮れるのを忘れていっしょに遊んでいた(大人になってからは、日が暮れてから遊んでいる)。気のおけない仲間である。
彼の影響力は底知れない。彼の男気というのか、誠実さというのか、奉仕の心というのか、そういう生き方に次々と周りが虜になっていく。スタッフもみなそうだろう。その証拠に、元教え子たちが大人になり舞い戻ってきて、きのいい羊達で活躍している。そうして、同業で独立していく若者を支援さえしている。


あるとき、ふたりで講座におけるスライドの使い方の話になった。
わたしは、スクリーンに投影された画面が縦横ピシッと揃っていないと気がすまないタイプである。できたら一ミリも狂いたくない。ところが磯谷さんは、「(投影された)画面なんて菱形になったっていいんだ」という(汗)「スクリーンからはみ出したっていいし、部屋の角に映って変形したって大丈夫。子どもたちは面白ければちゃんと見つづける!」と力強く断言したのである。わたしは度肝を抜かれた。わたしもかなり自由度のある人間だと自負しており、相当発想のある人間だと思っていたが、この考え方にはとてもかなわないと思った次第である。ぎゃふん。

何はともあれ、創立20周年おめでとうございます。


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このあと、いったいどうなったのか・・・30周年につづく


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    ピ〜 ピッ



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( ↑ )きのいい羊達代表 磯谷仁さん。子どもころは会えば腕相撲ばかりしていた。
「また腕相撲しようぜ!!」 負けるものか。わたしだって極真空手の有段者なんだぞ(といつまでも張り合う平野であった)


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