はるひ 2012/03/25
GALLERY sensenci (静岡市駿河区小鹿)で「写真展2012 Departure 発つ」が開催中である。といっても、今日25日まで。
何名が参加しているかわからないが、「Departure 発つ」をテーマに、それぞれの一コマが切り取られている。
もちろん写真そのものもじっくりと拝見したが、そのDMに寄せられていた「すずき はるひ」さんの詩を、あらためて会場で読んで心が動いた。
本当はどこでどう行替えするのか判らないので、この場ではDM通りにしておく。
遠い記憶なわけではないけど はじめましては思い出せない
季節はまたひとめぐり こちらがいいと言う前に
組んでいた指をほどいて あたらしい靴かかとを鳴らす
コートの裾をひるがえし いざさらば
いまが懐かしい場所に変わるまで しらない空気を吸い込んで
声をだそう 何をさけぶ? 手をのばそう 何にさわる?
すずきはるひ
あるある、わかるわかる、と頷きながら読み進めていくと、最後の最後に真っ直ぐと目を見つめられて問いかけられてあたふたとしてしまった。
はるひという名前をもしも漢字変換するなら、春日なのか、張日なのか、あるいは晴日なのかはわからないが、これからわたしたちをあたためてくれる春のような人であることは間違いない。
すっかり 春ですね。
GALLERY sensenci の窓から見える風景
sensenciのオーナー柴田さんが発見したkouichi chibaさんのiPhoneで撮った写真(DMを飾った)は、これからもっと見てみたい。
わたくしの「Departure」。壁に偶然映り込んだ「出発」。
振り向くのはもうこれで最後にしよう。
この場にアップした内容は、その後ペンを入れる場合があります。
※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、私平野雅彦ではありません。
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