平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

隣り合わせ  2012/02/15

akari


ある人が話していた本を手にとったら、こんな下りと遭遇した。

「世の中というものは不幸の底にある者と幸福の絶頂にある者が隣り合わせて路上に立つことが日常起こるものだ。
だから大人はハシャグナというのだ。」


今この瞬間も、多くの人が悩み、死と隣り合わせにある。そんなことは百も承知で人は自分の今を生きている。
ある人は大声で笑い、呑んだくれている。ある人は金儲けに余念がない。そもそもそれをとやかく言うためにこの文章を書いているのではない。別にしゅんとする必要もないし、急に背筋をのばすこともない。生きるとはきっとそういうことなのだ。矛盾だらけなのだ。

件の書き手は、哲学者でもないし、モラリストでもない。まったく逆の人生を今も生きている人物だ。かく言うわたしも何かを説くような人間でもない。

だが、せめて、自分自身を戒め、なにをか考え、静かに明日に希望をつなげていければと、ふと思う。

雨が上がったようだ。
明日は冷えるかな。


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※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、私平野雅彦ではありません。


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