尽くしたい 〜糸井氏重里さんの届く言葉 2012/01/18
糸井重里さんは、東日本大震災を語るなかで、こちらを真っ直ぐ向いてこうおっしゃった。
「人って施しを受けるだけでは、やっていけないんですよ」
だれかに何かをして欲しい。あれも欲しい、これも欲しい。多くの人は何かにつけてそう思う。最初は特にそう思う。だが、してもらってばかりいると、それはそれで窮屈になる。物足りなくなる。心が涸れて来る。申し訳なくなる。それだけではなく、気持ちがやせてくる。
だれかのために役立ちたい。だれかのために一生懸命にがんばりたい。して欲しいけれど、それよりもっと、してあげたくなる。だれかのために役だって、初めて自分の存在価値を発見する。そのうち自分のことなんか二の次になる。尽くして尽くして尽くしたくなる。
そもそも、だれかのために生きられないなんて、そんなのつまらないじゃないですか。
北極しろくま堂代表 園田正世さんと糸井重里さんの対談にご一緒させていただきました。
自分にできること、できないことについて、リアルな糸井重里さんはとても正直な人でした。
○北極しろくま堂 メールマガジン(※シリーズ3回のうち その1)
http://www.babywearing.jp/mailmag/more/taidan/201201/
○ここも
http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/1684.html
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※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、私平野雅彦ではありません。
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