平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

五人づれ    2011/12/04

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与謝野寛(鉄幹)、北原白秋、平野萬里、吉井勇、太田正雄(木下杢太郎) 
明治四十年七月二十八日 東京を出発した一行は、文芸誌『明星』(アイドル雑誌じゃないよ)に集う若者たち。約一ヶ月間をかけて、長崎、平戸、島原、天草と歴遊し、阿蘇に登って川柳に遊ぶ。その様子を紀行文として旅先から、『東京二六新聞』に連載をした(全29回)。それがその後『五足の靴』という本にまとまり、執筆者は「五人づれ」と名乗った。

鉄幹以外は全員詰め襟だったいうから、見た目には修学旅行のようだったかもしれない。
ただ者じゃない若者たちの、大人の遠足。太田正雄はゲーテに心酔していたから、きっと『イタリア紀行』と結びつけて自分たちの旅をイメージしていたに違いない。だれがどこを書いたのか、わたしにはあまり興味がない。藤子不二雄も、どっちが何を描いていたのか判らなかったころの方が断然面白かった。

いずれにせよ、ただ愉しく移動するだけじゃない「五人づれ」の旅。こういった旅を企画したいよね。さすがだね。



sora



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※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、私平野雅彦ではありません。


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