「陶ISM」とは何者か 2011/11/27
「陶ISM」、その仕組みはけっして新しい方法というわけではない。突き抜けたネーミングでもない。だからいいのだ。それでいいのだとおもう。その分、代表の二階堂明弘さんの熱い想いがまっすぐに伝わって来る。
日本各地の若手陶芸家たち自身が活動の中心となって、陶芸家、店、ユーザーをつなぐプロジェクト、それが「陶ISM」だ。
2011年3月に開催予定であった「陶SIM 2011」が、開催直前の地震により中止へと追い込まれた。それでも希望に火を灯しながら、「陶ISM」の若手作家達は仮設住宅に器を届ける「陶ISM ウツワノチカラ」を開始。また各地での「スピンアウト展」を開催し、若手陶芸家の力の底上げを計っていった。
http://touism.net/index.html
過日、D&DEPARTMENT静岡でおこなわれた「二階堂明弘×日野明子×ナガオカケンメイ」の鼎談がよかった。
http://www.d-department.com/event/event.shtml?id=2429190954659134
二階堂さんの熱いハート、とくに日野さんの話の結び目の作り方、運びが冴えた。2012年の栃木県益子へ出掛けてみたくなった。
( ↑ ) 向かって左が、D&DEPARTMENT静岡の店長 森千夏さん。当日の進行役も務めた。
( ↑ )向かって左から、ナガオカケンメイさん、二階堂明弘さん、日野明子さん。掛け合いはやがて未来の陶ISMの可能性へと傾(かぶ)いていく。
( ↓ )この度、D&DEPARTMENT静岡のプロジェクトに参加した若き陶芸家たち。わたしは今井梨絵さんの掌サイズの花器を手に入れた。今井さんは、生き物の見立てで作品を創られることもあるそうだ。どうりで、わたしの胸に響いたはずだ。
http://ima-imasann.sakura.ne.jp/RIW/saito/TOP.html
【追記】
今井さんの花器に、敢えてアンバランスな長さの椿を差し込んでみた。
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※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、私平野雅彦ではありません。
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