平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

静岡県立美術館ボランティア活動 草薙ツアーズグループ主催「京都千年の美の系譜」を鑑賞後 ほっと一息お茶タイム 2011/11/20




静岡県立美術館のボランティア 草薙ツアーグループが今年も美術館とタイアップして豪華な企画を開催した。
県立美術館のアプローチやその周辺で穫れたやぶきた茶で、参加者はたっぷりともてなされることになる。もちろん茶を管理し、収穫したのはボランティアスタッフのみなさんである。今年は美味しい茶の淹れ方のレクチャー付きだ。そうして、もう一つのお楽しみが、本美術展担当の学芸員が直接展示作品を解説をしてくれるという特典付きだ。


草薙ツアーグループのみなさんが過日、静岡大学でわたしの担当する「情報意匠論」の授業に本イベントの案内に来てくださった。ただ画面に向かって批判ばかりしている輩と違って、何事も継続的に実践されている方々の言葉には重みがある。

kt1


kt2


前田みさえさん、いつもありがとうございます。

kt4


やはり美術館の敷地でとれた柿の葉にお菓子がのる。
また茶席となった会場には、前日の豪雨の中で準備してくださった野草や枝ものが飾られていた。誠にうれしい「もてなし」「ふるまい」「しつらい」である。

kt5


kt6




kt3


○京都国立博物館が、平常展示館及び講堂並びに事務庁舎を建替・一体化した「平常展示館」(仮称)を建設し、併せて北収蔵庫の耐震補強及び庭園等周辺環境の整備を行うことにより、可能となった今回の静岡での展示。これは、絶対に「観ないとまずい」作品群である。好きとか嫌いとか、そんな好みを言っている場合ではない。

正直に言えば、今回美術館が配布しているチラシやポスターではこの作品群の魅力が十分に説明仕切れていないと思う。この際、ハッキリと云っておきたい。今回静岡でこれらを観ておかないと、いったい次にいつ観ることができるか分からない。そんな作品であふれている。平安時代の作で、現存する唯一といわれる屏風や、伊藤若冲、俵屋宗達、与謝蕪村、本阿弥光悦、雪舟・・・『瀟湘八景』のうち『遠浦帰帆 』はわたしも初見である。
こういった良き展覧会を観るきっかけをつくってくれているのが、まさに「草薙ツアーズグループ」の地道な活動なのである。

・国宝6件、重要文化財22件がまとめて観られるのである。
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2011/05.php

・主な展示作品
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2011/05_sakuhin.php


◆昨年の活動の様子はここからご覧ください。
http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/1363.html



この場にアップした内容は、その後ペンを入れる場合があります。
※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、私平野雅彦ではありません。


バックナンバーはここ↓から。「表示件数」を100件に選択すると見やすくなります。

現在地:トップページ脳内探訪(ダイアリー)

サイトマップ