D&DEPARTMENT「お国自慢持ち寄りパーティ」 2011/07/17
ご覧ください、都道府県の勢揃い。ゲストは受付をすませ、出身地のシールを胸に貼る。
D&DEPARTMENTは言わずと知れたアートディレクターのナガオカケンメイさんプロデュースのセレクトショップである。静岡ではタイタコーポレーションという会社が経営している。わたしのなかでは、「経営」というよりも「運営」といった方がイメージにあう(D&DEPARTMENTは、現在、静岡をはじめ、東京、大阪、長野、北海道、鹿児島にショップがある)。
効率主義と時代のスピードに呑み込まれてしまいそうな職人技を丁寧に掘り起こして再評価し、展示販売するというのがこのセレクトショップのミッションだ。金たらい、箒、亀の子たわし・・・懐かしくも、機能美あふれる商品がここでは堂々と胸を張って店頭に並ぶ。
もちろん、ただ、ロングセラーを並べるのではなく、それぞれのショップが土地土地の現代作家やデザイナーとも積極的にコラボして、未来へ向けた商品開発もおこなっている。
さて、そんなD&DEPARTMENTでおこなわれたのが「お国自慢持ち寄りパーティ」だ。わたしは初めての参加である。ナガオカケンメイさんからD&DEPARTMENT静岡会というグループの仲間に入れて頂いたのも後押ししたが、何よりもここのスタッフの応対がすばらしく、学生たちと普段から足を運んでいるからだ。
「お国自慢持ち寄りパーティ」は、参加者が「ふるさとのうまいもの」を持ち寄るパーティだ。名酒あり、銘菓ありの満漢全席で、一晩で日本中を旅する気分を味わえるD&DEPARTMENT恒例NIPPON VISIONのレセプションパーティという位置づけだ。
だれもが思い当たるふしがあるだろう、パーティというのは慣れているひとは別として、ついつい顔見知りとばかり話し込む。初めての人と話をするきっかけは存外むずかしいものだ。でもここでは「きょうはどちらかお見えになったんですか」「どんな自慢のお品をお持ちになったんですか」というところから、一気に話は広がり、お国自慢が始まる。自分のことを自慢するのとはワケが違って、生まれた土地の自慢話はとっても気持ちがいい。
あぁ、ダイエットもしばし忘れて、心もお腹も満たされました。
森店長、ダブル杉本さんたちにも大変お世話になりました〜。大満足。
書き忘れるところでした。わたしが持ち込んだ今回の静岡自慢は・・・
http://twitpic.com/5qz3rl
さあ、お開!! と「d 」の会場を出て、駅まで人をお送りし、いったんは自宅に向かうものの、この日、実はあるイベントとバッティングしており、そこに参加していた学生たちからお呼びがかかり、再び河岸を変えて、あーでもない、こーでもない、こんなアイデアもあるんじゃんない!のミッドナイト・ミーティング。がんばっている学生がいる。負けてはいられない。
( ↑ )徳島のフィッシュカツ。Mさん、ご馳走様でした。これを機会にフィッシュカツ、静岡でも広めてください。
( ↑ )長崎の皿うどん。Mさん、大人気でしたね〜。静岡人はあまり皿うどんを食べる機会がないとおもいます。栄養満点ですね。
( ↑ )福島県のにんじんいかと会津のコシヒカリ。 はじめまして〜。にんじんいかも、はじめまして〜。おにぎりでも、そのままご飯のおかずでも最高に美味しいですね。
( ↑ )山形のいも煮。 すみませんAさん、わたし、里芋が苦手です(汗) 就活がんばってください。応援しています。
ゲストが持ち込んだお国自慢が何十種類と並ぶ。食べ物だけでも、写真の三倍ぐらいは会場に並ぶ。
朝霧牛乳を使ったミルクアイスも手打ち蕎麦も最高に美味でした。
◎タイタコーポレーション
どのショップもスタッフの距離感がものすごくいい。学生達も、こういった会社で活躍して欲しい。
http://taita-corp.co.jp/
◎D&DEPARTMENT
http://www.d-department.com/jp/
【ナガオカケンメイ プロフィール】
1965年北海道生まれ。日本デザインセンター・原デザイン研究室を経て、ドローイングアンドマニュアルを設立。2000年、これまでのデザインワークの集大成としてデザイナーが考える消費の場を追求すべく、東京・世田谷にデザインとリサイクルを融合した新事業『D&DEPARTMENT PROJECT』を開始。2002年、大阪・南堀江に2号店をオープン。同時に『60VISION』を生み出し、60年代の廃番商品をリブランディング。現在、12社とプロジェクトが進行中。2005年、ロングライフデザインをテーマとした隔月刊誌『d long life design』を創刊。2009年11月、日本をデザインの視点で案内するガイドブック『d design travel』を発刊。
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