平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

書いておきたいことが山のようにあるが・・・2011/06/06

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なぜかひっくり返りそうな格好で万歳する大勢の人々。なんだろう?
とりあえず、今後に期待しよう。

◆かなり前のことではあるが、外国人による「地域のいいとこ探し」をしたら、思わぬ場所やモノに視点があてられ興味深い結果が得られた。
今までのものづくりは、モノをつくるためにそれに使うモノを生産してきた。結果大量のゴミを生み出した。だが、これからのものづくりは、spontaneous スポンテーニアスという視点がますます重要になって来るだろう。簡単に言ってしまえば、そこ(地域や身近)にあるモノを使ってモノをつくることだ(レヴィ=ストロースはそれをbricolageブリコラージュといった)。大切なのは、そういったものづくりを昔からしている企業や組織を発掘・再評価し、応援することだ。




◆過日、掛川市の教育委員会からオファーを戴き、新任の校長先生、教頭先生、学年主任の先生方に向けてお話しをさせて戴いた。昨年とあわせて二度目となる。
教育の研究者でもないわたしの話が諸先輩方にどのように響いたかはまだ分からないが、昨年もものすごいボリュームの感想が書き込まれたアンケート用紙が届いた。今年も楽しみにしていよう。掛川市は何をやってもものすごく反応のいい地域である。

またその際、掛川市の杉浦教育長と話しをさせて戴いた。若造のわたくしがこんな発言をして本当に申し訳ないと思うが、杉浦教育長の視野の広さと勉強の深さに、ただただ感心するばかりであった。こちらが投げた玉が、確実に読書や人生経験を通して打ち返されてくる。こういう人物を知識人というのだろう。

そうしてこの杉浦教育長、大阪大学学長の鷲田さん、ニュージーランドにいる友人Kさんの三名から出たキーワードが、「interdependence」。この言葉がそのまま使われるかどうかは分からないが、間違いなく高齢社会のキーワードになっていくだろう。日本語に訳すと「相互依存」。どうも日本語にすると違和感がある。とくに「依存」だ。「相互」に既に「依存」の意味が含まれていると指摘したいのではない。我々が普段使う「依存」とは少しニュアンスが違うのだ。最初から「弱さ」を勘定に入れた人と人の支え合いといった意味にわたしは取っている。



(※とりあえず、写真だけアップ)

◆シェイクスピアの名作を野田秀樹が潤色し、SPAC(静岡県舞台芸術センター)芸術総監督宮城聰が演出した『真夏の夜の夢』。

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たきいみきさん 妖精の女王様タイテーニア
衣裳は新聞紙でできている。

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木内琴子さんが演じたのは「あたしの精」
こちらも衣裳は新聞紙製。

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『真夏の夜の夢』のハーミアが、野田秀樹版 恋する女の子「ときたまご」。
役者は保可南(たもつ かな)さん。

まだまだ書いておきたいことがたくさんありますが、今夜はもうタイムアップ。


「脳内探訪」をきちんと書くことができないと、ストレスがたまります。


この場にアップした内容は、その後ペンを入れる場合があります。
※今日現在、twitter上でつぶやかれている平野雅彦さんは、わたし平野雅彦ではありません。


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