松本典子 写真集『野兎の眼』 2011/05/02
友人の松本典子さんが写真集『野兎の眼』(羽鳥書店)と題した一冊をまとめた。
それは10年間、一人女性を撮り続けた節目の一束である。
先日、池袋のジュンク堂書店本店で、トークセッションがあったのでお邪魔してきた。
松本典子「野兎の眼」発刊記念トークセッション
『10年かけて見つめてきたもの』
松本典子(写真家)×飯沢耕太郎(写真評論家)
今、詳しく書いている時間が取れないので、
写真集にある彼女の一文を引用しておく(※部分)。
山を降りる車のハンドルを操りながら彼女が
ぽろっと言った。
「村にも兎がいる」と。
その瞬間、時間がらせん状にひとまわりした。
ことばとことばは離れているのに、
説明を飛び越えて「はっ」と、気が遠くなった。
そういえば、彼女は詩人でもあった。
【microcosmos】
http://www.microcosmos.jp/
彼女は、先頃も福音館書店からこどものとも0.1.2『うさぎ うさぎ こんにちは』(2011年3月号)を出版したばかりだ。
またこの「脳内探訪」を立ち上げてすぐに、わたしはこんな記事も書いていた。
http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/89.html
この場にアップした内容は、その後ペンを入れる場合があります。
バックナンバーはここ↓から。「表示件数」を100件に選択すると見やすくなります。