平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

「わからない」ということが「わかった」という製品 〜もっとも基本的なデザインの話

TSUKUE

 与えられるより、自らが考える。そんなデザインの時代がもう来ている。情報を知らせるのではない。情報について考えさせるメディアだ。もっと云えば、何がわからないかが、わかるメディアだ。ここがポイントである。わかったというのは、次のわからないという扉が開いたという意味だ。何を今更。実は、あれもそうだ、これもそうだ。それは分厚い無垢板の机のような・・・

 きょう、あるインダストリアル・デザイナーが多機能デザインについて大まじめに語っていた。多機能デザインなんて時代はもう過去の産物。だって、そうでしょ。お皿でおかずも食べるけれど、植木鉢の受け皿にもするし、文具のトレーにもする。そんなものは与えられるものじゃない。勝手に気付くものだし、発見するものだし、無意識に行うものだ。この「無意識」がこれからのデザインの絶対に絶対に大きなキーワードだ。


  もっと書きたいが腱鞘炎が・・・

http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/716.html


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