駿府教会 2011/03/03
話題としてはけして新しくはありませんが、建築的にみても大変すばらしいので改めてこの場にアップさせて頂きます。
駿府教会は、1890(明治23)年頃ダッチ・リフォームド・ミッション氏により伝道されたことで開始され、光小太郎氏、伊達覚太郎氏、佐藤鉱蔵氏らが伝道に従事したということです。
■用途:教会 プロテスタント「日本基督教団 駿府教会」CHURCH SUN-PU
■ 所在地:静岡県静岡市葵区相生町15-1
■ 竣工:(写真の現建物は)2008年5月
■ 設計:西沢大良建築設計事務所architects: TAIRA NISHIZAWA ARCHITECTS.
■ 施工:杉山工務店
●「駿府教会・教会堂が建て上げられるまで」のブログも大変に丁寧にアップされている。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/sunpukyokai/view/200706
● サイト内の フランスから届いたポジティフ・オルガンの設置の様子も必見。
http://www.geocities.jp/sunpukyokai/contents03-2.htm
JR静岡駅から徒歩約10分。静岡鉄道(静鉄ジャストライン) 日吉町駅から東へ徒歩一分、線路沿い、角地に位置する。清水方面へ向かって歩くと線路右側( ↓ )
キューブ型の教会部分と三角形の事務所?部分の二棟がドッキングするかたちでつくられている( ↓ )
建物 北面( ↓ )
ロート状の入り口。短いアプローチだが奥へ進むごとに狭くなる。( ↓ )
生命の象徴 葡萄の蔓の意匠だろうか( ↓ )
建物 西面 ( ↓ )
レッドシダー割り肌板の外壁に光が反応する。キューブ型の教会部分と三角形の事務所?部分のつなぎ(色変わり)をアップで見ると( ↓ )
夕刻になると・・・( ↓ )
建物 東面( ↓ )
雑誌『新建築』(2008.11)の表紙を飾った駿府教会( ↓ ) 建物 西面。写真は教会部分のみ。
わたしはまだこの教会内部を拝見したことはありませんが、雑誌『新建築』のサイトから部分引用させて頂くと以下の通りである。
「礼拝堂の壁厚760mmの壁が光と音を調節する.礼拝堂の内壁は上部にいくほど幅が細くなり,壁上部と天井では幅18mmの木ルーバーになる.時間によってガーゼのような柔らかい光や内壁の後ろにある木のトラスが蜃気楼のように現れるなど,さまざまな光の効果を得る.」
この場にアップした内容は、その後、ペンを入れる場合があります。
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